Kさま邸
リノベーション物語
最終章

2025.9.8

まるで別の家なのに
かつての面影を確かに感じられる家

半年以上の月日をかけたKさま邸の大規模リノベーションもようやく完成を迎えることができました。
工事期間中、何度も現場の前を通って作業が進んでいくのを眺めていたというKさまでしたが、工事が終わって引き渡しとなると、また改めて感慨深いご様子です。
近くの賃貸アパートで仮暮らしをしていただいていたご家族も、この日をずっと待ちかねていらっしゃいました。



生まれ変わったKさま邸は、まず外観からして以前の家とは全く変わっていて、まるで新しい家に建て替えたかのような印象。
屋根が変わって建物のサイズが小さくなって、重厚な瓦葺きの入母屋屋根はシンプルでスタイリッシュなガルバリウム鋼板の切妻屋根に変わり、隣接していた大きな離れの物置は、撤去されて広々とした庭と屋根付きの大きなカースペースに変わりました。



石畳のアプローチがあった南の玄関は、カースペースから出入りしやすいように東に移動。木目が美しい採光ドアを開けて室内に入ると、かつてキッチンとダイニングであった空間が、大容量の収納スペースを備えた広々とした玄関ホールと、来客用のモダンな和室に生まれ変わって訪れる人を出迎えます。



玄関ホールから正面の奥に続く動線はLDKへと続く表の動線であり、右奥に続く動線はサニタリーを経由してキッチンへと抜けていく裏の家事動線。
広過ぎて使っていなかった和室とかつての玄関ホールは、落ち着いた色味が美しい木材に囲まれた洗練されたLDKに。


「間取りは描いていたイメージ通りだし、好みのデザインに仕上げてくれた」とKさまからもお褒めの言葉をいただきました。
ご期待にお応えすべく全力で取り組んできたことが報われた瞬間です。これほどの案件を手掛けさせていただいたのは、青木住巧としても光栄なことでした。



新しく家を建てることはある意味簡単です。
しかし、良いもの・使えるものを生かしながら新しい価値を生み出し、想いを次の世代へと繋げていくリノベーションは新築とはまた違った魅力があります。
Kさま邸のリノベーションは青木住巧にとっても感慨深い案件となりました。




以下、
Kさまからいただいた感想を
ご紹介させていただきます。



工事が始まるとやはり気になって、何度も現場に足を運んでは遠目に眺めたり、通りがかった大工さんにお話を聞いてみたりしていました。
なので、工事の状況はある程度わかっていましたが、屋根の解体には驚かされました。
家のシルエットが変わって違う家のように見えたことは本当に衝撃的で…

そこから内部の工事に入って、新しい柱に入れ替えてくれたり、床も全部剥がしてやりかえてくれたり、もはや新築に近いという感覚です。
リフォームは部品や設備を交換する程度ですけど、リノベーションはここまでやってくれるものなんだと感動しました。

リノベーションが完了し、間取りもインテリアもまるで別物に生まれ変わりました。
なのに、昔暮らしていた家の面影がどこと無く感じられて、新しいのに懐かしくてホッとするという不思議な感覚です。
ここはとても自然が豊かな土地で、母の設計と同じくその立地を生かしてくれて、子どもの頃に見ていた窓からの景色もそのままにしてくれました。

いろいろな実現したいことがあったし、決め切れなくてお待たせしたこともありました。でも青木さんは細かい話にも真剣に耳を傾けてくれて、一生住む家なんだから少々工期が延びてもとことんやろうという思いに最後まで付き合ってくれました。
だからリノベーションの期間中、ずっと“楽しい”しかありませんでした。

ハウスメーカーにお願いしていたら絶対にできなかったことだと思います。
母が建てた家を残したかったという想いを、これだけ素晴らしい形にしてくれて本当に嬉しく思っています。